マンモグラフィ検査の異常所見

 

　マンモグラフィの乳がん検診で再検査・要精密検査となる検査所見です。

 

【腫瘤】

 

　腫瘍でレントゲンが遮られることによってできるかげをとらえます。悪性腫瘍と良性腫瘍で、そのさえぎりかた、かげのふちどりが微妙に異なることによって、良性悪性を判断します。嚢胞や正常乳腺組織の重なりでもでも腫瘤と見える場合があります。

 

【局所的非対称性陰影】

 

　漢字が並んでいて物々しいですが、ひらたい言葉で表現すると、右と左と見比べてなんか違う部分があるということです。もともと乳腺の左右差は、よくあることですが、レントゲンのさえぎり方があきらかに、左右で異なる部位があるときにこの表現を使います。

 

【石灰化】

 

悪性腫瘍に伴う、壊死した細胞内のカルシウムの沈着、もしくは、腫瘍の分泌するカルシウムが沈着した、がんの存在を疑うわずかなサインです。