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乳腺超音波検査(エコー)

 

 現在普及している超音波画像診断法は、和賀井敏夫順天堂大学名誉教授によって開発されました。魚群探知機の原理を応用し、組織に当てた反射音波を画像として描出し、乳腺内の異常を発見します。

 

 マンモグラフィと超音波検査とどちらが精密な検査なのか、よく質問されますが、どちらの検査も、得意な病変、不得意な病変があります。

 

 しこりの良・悪性を判断する事は、超音波検査の得意とするところです。超音波検査の最大のメリットは、放射線による被曝のないことです。デメリットは、検査担当者の技量、検査機器の質により精度のばらつきが生じてしまう点です。

 

 残念ながら、現在のところ、対策型乳がん検診(住民検診)で、乳腺超音波検診は、推奨されていません。その一つの理由は、たくさんの良性病変(嚢胞、繊維腺腫などの良性腫瘍)を見つけることになるが、良性と断定することが難しい場合に、不必要な検査を受けていただくことになってしまうためです。

 

 マンモグラフィ検診で、がんの証拠をとらえるのが時として難しい40歳代での有効性が現在検証されている段階です。

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